スポーツマウスガードRYMS
プロフィール
内藤 雅明
スポーツマウスガード専門店RYMS(ライムス) 店長
歯科技工士
今や格闘技以外にも様々な競技で活用されるマウスガード。個々に合わせて歯形から取り、細部に至るまで丁寧に手作りで製作。
スポーツマウスガードRYMS
http://www.ryms.jp
スポーツマウスガードRYMS 代表 内藤 雅明
【取材】マウスガードでスポーツライフを応援したい
マウスガードの役割
最近、テレビや新聞でマウスガード(マウスピース)をしている選手を多く見かけませんか?
(マウスガードとマウスピースは同義語ですが、楽器のマウスピースと区別するため、RYMSではマウスガードと呼んでいます)
ボクシングなどの格闘技や、アメリカンフットボールやアイスホッケーと言ったコンタクトスポーツだけでなく、プロ野球選手でも着用する選手が増えてきました。
それだけマウスガードの重要性が認知されてきた証拠だと思います。
スポーツ用マウスガードには、いろいろな役割があります。
まずはそれについてご説明します。
①ケガなどの予防
●歯が折れることを防止したり、歯が擦り切れるのを防止する
スポーツ選手は、インパクトの瞬間や身体や道具などが接触した衝撃などで、一般の人に比べて何倍もの力が歯にかかっています。個人や種目によって差はありますが、一般的に噛む力はその人の体重と同じくらいの力がかかっており、スポーツ選手の場合は約100kgとも体重の3倍ともいわれています。
その衝撃による歯の損傷や磨耗を防止します。
もし歯が折れてしまうと、自費治療の場合10~20万円以上もかかる場合があります。
そのおよそ10分の1の費用でマウスガードを使用することで、これを防止することができます。
●顎関節を保護し、脳震とうを予防・軽減する
顎へ下からかかる力に対しては、マウスガードがクッションとなって衝撃を緩和します。
また、左右からの力に対しては、マウスガードによって上下の歯の接触面積が増えることで、脳が筋肉に伝える信号が強くなり、筋力がアップする「怒責作用」が働くため、首筋の筋肉が固まり、脳の揺れを防ぎます。
②パフォーマンス向上
●筋力をアップさせる
前述の「怒責作用」により、筋力がアップします。その結果、パンチ力アップや打球の飛距離増、スタートダッシュのタイム短縮といった効果が望めます。
●バランス感覚を向上させる
歯の噛み合せが悪いと、全身にゆがみが生じます。マウスガードで噛み合せを正しい状態にすることでゆがみが改善します。そうすることで体の軸が安定し、フォームも安定します。
●プレーに対する積極性が増す
マウスガードをしていないと、ケガをするのを恐れ、ぶつかるのを避けようとしてプレーが消極的になりがちです。マウスガードをしていれば、安心感からプレーに対する積極性が増します。
このような役割があるスポーツ用のマウスガードの着用が、ルールとして義務付けられているスポーツがあります。
例えば高校ラグビーやアメリカンフットボール、女子ラクロスなどです。
また、日本アイスホッケー連盟は2010年10月に「1974年以降に生まれたプレーヤーについて男女ともマウスガードの着用を義務付ける」というルール改正を行ないました。
フルフェイスのヘルメットを着用しているアメリカンフットボールやアイスホッケーでも着用が義務付けられていることからみても、マウスガードの重要性がわかると思います。
これらの競技以外でも、ぜひ多くのスポーツ選手にマウスガードを着用していただきたいと思います。
マウスガードへのこだわり
マウスガードは一人ひとりの歯形を採って、それぞれの口にあったものを使用して初めて前述の役割を果たします。
マウスガードには市販の安価なものもあります。しかし、これらは馬蹄形のもので、お湯などで柔らかくして一度口にはめ、また外して水などで冷やして固めるタイプのものです。これだと確実に口に合わせるのは困難ですので、違和感があったり、外れやすい、話しづらい、呼吸しづらいなどの不具合があったりするようです。
特に団体競技では、話しづらいとコミュニケーションがとれず、試合の結果に影響を及ぼすことになりかねません。
また、「マウスガードの違和感が嫌でラグビーを辞めた」という話を聞いたことがありますが、これでは本末転倒です。
RYMSでは市販品と違い、歯科技工士がオーダーメイドでその人に合ったマウスガードを作ります。
RYMSでは、上下の歯型を採り、すべて圧痕(下の歯の歯形)をマウスガードに付けて充分に噛み合せを考えて作ります。
隙間を完全に埋め、歯と歯の接触面積を上げて初めて効果が発揮されるからです。歯は一見きちんと噛んでいるようでも、実は正しく噛み合わせられていないことがあります。
上の歯型だけを採って作ったマウスガードだと、先に接触する歯に衝撃が集中して重大な事故を起こす危険もあります。
歯の上の部分だけを覆うと、衝撃を受けたときにそこからポキッと折れてしまうので、しっかりと根元まで覆います。しかし、あまり深く覆いすぎると違和感につながります。
RYMSではその人に合わせて厚さや形の調節ができるので、装着感が良く、しかも効果があるものを作ることを心がけています。
今までマウスガードを敬遠してきた方の中には、口の中にモノを入れただけで嘔吐感を覚えるという方もいると思います。
そういう方は歯型を採るのも苦痛だと思いますので、口の中で型採り剤が固まるまでの時間を短くすることもできます。
また、装着時の不快感を感じないように、歯の曲面や生え際に合わせて余分な部分をカットし、なるべく舌が当たらないように作っています。
それぞれの用途にあったマウスガードを
RYMSでは、さまざまな使用用途に合わせて6タイプのマウスガードを用意しています。
この中から選んでいただき、オーダーメイドでお客様に合わせて作っています。
①スタンダード
すべてのスポーツに合った、オールマイティなタイプです。
②ラミネートⅠ
格闘技やコンタクトスポーツ向けに、前歯部分を2枚重ねにして耐衝撃性をアップしたものです。
③ラミネートⅡ
さらに衝撃が強い格闘技やコンタクトスポーツ向けに、前歯部分と噛む面を2枚重ねにして、ラミネートⅠよりも耐衝撃性をアップさせたものです。
④フロントフリー
前歯の部分を開放したタイプです。前歯を損傷する心配のないゴルフやテニス、水泳などの競技向けです。
⑤ウエイト
ウエイトリフティングやアームレスリングなどの力比べ競技向けに、噛む面を2枚重ねにして耐久性をアップさせたものです。
⑥サバイバー
サバイバルゲーム専用です。BB弾の被弾による前歯の損傷を防ぐために、前歯以外の部分は薄く仕上げます。
RYMSでは、自分だけのオリジナルやチームでお揃いのマウスガードを作ることができます。
基本色15色の中から好きな色を選んだり、2~3色を組み合わせたりすることが可能です。
また、自分の好きなロゴや写真を入れ、デザインを楽しむこともできます。
終わりに~アスリートへのメッセージ~
ここまで述べたように、マウスガードにはケガ防止やパフォーマンス向上などの効用があります。
マウスガードが安全を守る道具だということを認識し、自分の歯や顎、そして脳を守ってください。
アスリートとしての競技人生よりも、人生の方がはるかに長いものです。
歯や顎、脳へのダメージを極力少なくし、健康な人生を送って欲しいと思います。
そしてピッタリと合ったマウスガードで、大いにスポーツを楽しんでください。
RYMSは、マウスガードであなたのスポーツライフを応援したいと思っています。
※RYMSのマウスガードについて、詳しくはこちらのホームページをご覧ください。
http://www.ryms.jp

